イヌワシ その3 獲物をさばく
チャレンジ初日の写真になります。
あまりにも遠くて写りが良くなかったので、アップするのはやめようかと思いましたが、自分の足跡としてアップすることにしました。
岩山にいたイヌワシが急降下して姿を消しました。
しばらくして、他のカメラマンが向かいの斜面でイヌワシが獲物をさばいているのを見つけてくれました。
↓ベテランさん達は餌食になったのは『ノスリ』だと言っていました。 そしてこの個体は♀だそうです。
EOS7DM2 EF800mm F5.6L f7.1 -1/3EV ISO500 1/400s トリミング&レタッチ
最初は、獲物について
・クマタカの若
または
・ノスリ
という2つの説があったのですが、現地では『ノスリ』ということになりました。
羽のことは詳しくありませんが、写真のイヌワシの上と右方向に縞のわかる大きな羽が1枚づつ落ちています。
この縞模様を見ると私はクマタカを連想してしまい、獲物は『クマタカの若』だと思ってしまうのですが、ノスリもこのような縞模様の羽を持っているのでしょうか???
今度時間があったら調べてみたいと思います。
↓なんと、餌をさばく♀の近くにもう一羽いるではありませんか
EOS7DM2 EF800mm F5.6L f8.0 -1/3EV ISO500 1/500s トリミング&レタッチ
ベテランさん達によるとこの個体は”若鳥”だそうです。
↓獲物の猛禽は食べるところが少ないと思われます。 そのせいか♀が若を警戒して翼を広げて獲物を隠します。
EOS7DM2 EF800mm F5.6L f8.0 -1/3EV ISO500 1/500s トリミング&レタッチ
↓わかりずらいですが、次の2枚は物欲しそうな若鳥をよそに♀が獲物の足を飲み込んでいるところです。
EOS7DM2 EF800mm F5.6L f7.1 -1/3EV ISO500 1/400s トリミング&レタッチ
EOS7DM2 EF800mm F5.6L f7.1 -1/3EV ISO500 1/400s トリミング&レタッチ
若鳥も獲物を分けて欲しくてしかたないようですが、残念なことに♀にはまったくその気がないようです。
独り立ちを促しているのでしょうか??
↓とうとう若鳥が我慢出ずに♀のところにやってきて、♀を追い出すような格好になってしまいました。
EOS7DM2 EF800mm F5.6L f8.0 -1/3EV ISO800 1/800s トリミング&レタッチ
EOS7DM2 EF800mm F5.6L f8.0 -1/3EV ISO800 1/640s トリミング&レタッチ
EOS7DM2 EF800mm F5.6L f8.0 -1/3EV ISO800 1/1000s トリミング&レタッチ
♀が追い出された時には、獲物は食べ尽くされていたようです。
残念ながら若鳥は食事にありつけませんでした。
隣りにいた年配の親切なベテランさんから、このシーンは珍しいよ と言われました。
初挑戦の初日にそのようなシーンに出会えたのはラッキーでした。
これにて今回のイヌワシはオシマイですが、
・野鳥図鑑の写真でお世話になっている真木広造先生とお会いでき、隣で撮影させていただいたこと。
・イヌワシのディスプレイ飛行が間近に観察できたこと(写りが悪いのでアップしません。 これは先生に教えてもらえなければイヌワシに気が付きませんでした。)
・風の強い日にイヌワシのホバリングが観察できたこと(曇り空、背面しか撮れなかったの写真はパス。)
・先生からこの地での観察のコツを教えていただけたこと。
などなど、思い出に残る出来事もあり、初挑戦の遠征としてはとても楽しいものになりました。
夕方4時ぐらいまで観察し、家まで約6時間弱車を飛ばして帰宅したのが22時ごろ。
疲れが残ってしまい、翌日の仕事は辛かった。。。。。。
by stray-robin | 2015-11-01 19:56 | イヌワシ